リーディング・ハイ、上演間近!

お久しぶりです。

一か月ぶりの登場です。


  

匿名劇壇の福谷です。

 

仙台から帰ってきて、

やっぱり大阪好きだなあというよりも、

 

慣れた土地が一番好きで、

新しい場所を歩くということが、

基本的に苦手なのだなと感じた次第です。

 

僕、あんまり旅公演とか楽しめないんです。

食に興味がないし、

人との関わりが苦手なので。

 

とか言いつつ、

しっかり牛タン食べて激ウマだったり、

ゲストハウスの人にマッサージしてもらったり、

案外そんなこともしましたけどね。

 

なんというか、柄じゃないなと、思いました。

防災リーディングということで、

色々震災について考えたりしました。

 

結論としては、演劇と言うのは基本的に娯楽なので、

防災の警鐘や記憶の継承が、

「娯楽として有効」であれば、

 

震災という現象を取り扱うことはアリだと思いました。

 

それ以上のことを、演劇に担わせるのは、ちょっと違うなと。

演劇はどこまで行っても娯楽だし、

娯楽ってのは人を楽しませるもので、

 

楽しむためには「余裕」が必要だし、

今こそ演劇の力を、ってほど演劇は役には立たないし。

 

役には立たないけど、

 

物事を楽しめる状態にある人には、

とても楽しい娯楽になるはずだと、思います。

 

そもそも芸術なんて、ほんと余裕の人のためのものですから。


なくてもいいけど、あったら豊かなものですから。




さて、匿名劇壇でもリーディング公演が迫っています。


正直それよりも一人芝居のほうが迫ってますし、

相当面白いものが出来上がりましたけど、


ちょっともうこっちは宣伝してる場合じゃないです。


そんなことより30×30です。

12月2日。


マジでこのままだと誰も観に来ないことになるので、

焦ってブログ書いています。


いやほんと、せっかく面白いものが出来たのに、

悲しいじゃないですか。


一人芝居のほうはね、ぶっちゃけほっといたってみんな来ますよ。

ビッグイベントなんですから。


ビッグイベントはもう放置ですよ。


そんなことより、12月2日ですよ。


12/4(火)[30×30 pair.33]
『匿名劇壇 × ブレザー少女』

●18:30~:匿名劇壇
●19:10~:ブレザー少女
●19:50~:匿名劇壇
●20:30~:ブレザー少女


予約はこちら

http://ticket.corich.jp/apply/59835/003/




今回は松原由希子と杉原公輔の二人きりです。


匿名劇壇の女神と、

匿名劇壇の産業廃棄物の二人きりです。


匿名劇壇はビジュアルが良い、なんてことを良く言われます。

(そのたび僕は、そうかなあ…?と思いますが)


でも、二人が本を開いて読んでいる姿は、

絵になるものだと思いました。


そこにいるだけで物語を携えているような、

そんな俳優になりたいものですね。


多分、そんな俳優になれるかもしれない二人が、

12月2日ではお見せできると思っています。


あと何より話が面白いですね。

僕には珍しく話がちゃんとしてますね。


もうね、カストリ社とかリンクスのやつとかやってると、

頭おかしいやつと思われるじゃないですか。


「頭の中どうなってるの?」

って、まあ褒め言葉として言ってくれる人もいるじゃないですか。


それはまあそれで嬉しいんですけど、

こんなんも出来るんやで、っていうのを示せる作品だと思います。


ちょっと、悲しい作品です。

普通に演出してて、「うわなにこの話…悲しっ…」と思います。


なんかねー。

泣ける話とか書いてみたろかしらと思って、


まあ適当に感動できるもん書こ、と思ってたら、

なんかもう、悲しい話になりましたね。


これがなんか、僕っぽくて切ないです。

そんでまた、匿名劇壇っぽくて、うわあと思いますねー。


なんというか、にじみ出てしまうものだなあと。


ほんと観て欲しい。


リーディング公演って、僕どうかと思ってるんですよ。


ただの稽古期間の節約なら、それはもう普通にしょうもないし。


リーディングがリーディングである意味が、

それがちゃんとあるリーディング公演ってほとんどないでしょ?


あくまでも本公演のプロトタイプだったりとか。

即席のお遊びみたいなものだったりとか。


それはそれでアリだとは思うんですけど、

「じゃあ、リーディングのリーディング性ってなんだろう」と、


そこを真剣に考えて作った作品です。


読むってどういうことか。

「俳優が舞台上で本を読む」ってどういうことか。




さて、三時間後には一人芝居、開演です。


[c]「DANCE BURRN」
出演:河口仁(シアターシンクタンク万化)
×脚本:二朗松田(はちきれることのないブラウスの会)×演出:福谷圭祐(匿名劇壇)


明日のブロックには出場しませんので、

今日を逃すと明後日とその次です。


こちらも、基本的には見逃すのはちょっとやっちゃってると思います。


この三人じゃないと確実にできていない作品になりました。

まあそういうもんやろと思いますけど。


でも、多分この関わった三人が、三人とも、

こう、「自分の手柄じゃなく」「客観的に」「面白い」と思ってると思うんですよね。


それがなんか、なんとも心地イイなと。


是非。


河口さん、わりとヒィヒィ言いながら頑張ってます。


僕も、ヒィヒィは言ってないけど、頑張ってます。


二朗さんは、だいぶ前にヒィヒィ言い終わってます。


よろしく。


(了)