匿名劇壇フラッシュフィクション公演vol.2「OPEX」

どうも、匿名劇壇の福谷です。

久々のブログ更新ですが、まず宣伝をさせて下さい。

 

なかなか集客にも苦戦する世知辛い昨今ですが、

ぜひともご来場頂けましたら幸いです。

 

匿名劇壇フラッシュフィクション公演vol.2

 OPEX

2 月 1 8 日( 木 )1 9:3 0

2 月 1 9 日( 金 )1 9:3 0

2 月 2 0 日( 土 )1 1:0 0 / 1 5:0 0 / 1 9:0 0

2 月 2 1 日( 日 )1 3:0 0 / 1 7:0 0 

 

【料金】前売=2,000 円 当日=2,300 円

【場所】カフェ➕ギャラリー can tutku

【予約】https://www.quartet-online.net/ticket/diveexpo_tokumeigekidan

 

【OPEX】

OPEXとは、事業などを運営していくために継続して必要となる費用のこと。OPEXの反義語がCAPEXで、CAPEXは不動産や設備の価値を、維持または向上させるための設備投資に関する資本的支出のこととなる。

引用:マネー辞典 mーWords

 

詳細はhttps://engekiexpo.wordpress.com/

(演劇エキスポ特設サイト)

 

フラッシュフィクションという作品は、

1分から3分程度の超短編作をどんどん連続上演するという公演です。

 

ですので、あらすじ、と言っても難しいのですが、

一応根幹となるあらすじめいたものが以下のとおりです。


YAMIKOは仕事終わりに180円の切符を買って、京橋から弁天町に向かう。

駅で280円のサンドイッチと、120円の缶コーヒーを買って電車に乗る。

電車の中では割れたiPhone5s980円のイヤホンを指して、

Youtubeから無料でダウンロードしたお気に入りの音楽を聞く。

198円のあぶらとり紙で顔を拭いて、電車を降りてコンビニに立ち寄る。

98円のオリジナルブランドの水を買って、そのまま稽古場へ向かう。

3時間で1800円の使用料金を支払って、部屋の鍵を開ける。

そこで5000円程度の仲間たちと、3000円のチケット料金の演劇作品の稽古をして、

10000円分くらいの満足感を得て、3枚で150円の安いタオルで汗を拭う。

2000円で買ったくだらない劇団のTシャツに着替えて、298円均一の居酒屋へ向かう。

色のついた泥水みたいなお酒を、身体に流し込んでいく。

430円に値上がりした煙草に火をつけて、

800円くらいの彼氏に内緒で900円くらいの男と駆け込んだホテルの、

100円もしなさそうなライターをテーブルに置く。

5000円くらいの仲間たちと、熱く夢を語り合う。

 

「いつか、この劇団でシアターBRAVAを埋めたろうや」

 

そして2016年春、シアターBRAVAは閉館した。

 

YAMIKOはこの子供の頃の500円玉みたいな幸せを、大人になってコイントスしてみることにする。この作品は、そのコインがくるくると回る様を、走馬灯のように描いていくものである。

 

表が出ても裏が出ても、YAMIKOはもう、だめだった。


上演時間は約60分を予定しております。

 

しかし現時点で5分くらい溢れていまして、

「うーん…この作品をカットしようかなぁ…」と考え中です。

 

すでに3本くらい闇に葬られた作品がありまして、

なかなか物悲しいものです。

 

ま、「陽の目を見る価値無し」と判断した作品ではありましたが。


では参考までに、

前回上演した作品の一部をお見せ致します。

 

このサイトのMOVIEの所にもありますが、

あらたに公開した三本がこちらです。

 

全て一分位の作品なので、ぜひ見てみてください。

 

正直言って、「うわー!おもしれー!」というような動画ではありません。

しかし、これらを連続して見ると、

「うわー…!おもしれー…!」となるのです。

 

これは稀有な体験だと思いますよ。

ほんとにおすすめなんです。

 

僕の作った作品で、

これは本当に面白いですと自信を持って誇れるのは、

このフラッシュフィクションだけと言っても過言ではありません。

 

予約はこちらです。

https://www.quartet-online.net/ticket/diveexpo_tokumeigekidan

 

なにとぞ…なにとぞ…。


それでは、稽古を中断してまで書いたこのブログを終わります。

 

もう一週間前です。

頑張ります。

 

(了)